学校案内

学校長挨拶

福井県立大野高等学校のホームページをご覧頂き、ありがとうございます。

本校は、天保14年に開設された大野藩校明倫館にその本源を発し、明治38年に「福井県立福井中学校大野分校」から「福井県立大野中学校」に独立が実現し、以来127年が経過しました。その間に3万有余名の有為な人材を輩出し、それぞれの方々が、日本の国力増強と安定のために、また地域社会の充実発展のためにめまぐるしい活躍をされていることは、この上ない誇りとするところです。
平成5年にはそれまでの校地であった亀山の麓を離れ、新庄の地に移転新築し、現在は正門の総欅づくりの校門(前身大野中学校の校門)に見守られながら、

「真理探究の精神を啓発し、併せて道理を尊重する気風を盛んにする」
「自由には責任を伴うことを自覚させ、自主自律の精神を養成する」
「和らぎの心を以て、我に執する事なく、常に他と協調する態度を学ばせる」
「郷土の美風たる堅忍持久の精神を培養し、以って勤労愛好の気風を助長する」

を教育方針に掲げ、生徒・保護者と教職員が一体となって、日々の教育活動に取り組んでいます。

また本校は地元の皆様から「DAIKO(大高)」と親しみを込めて呼ばれており、このことは、本校が人と人との結びつきを大切にする「結の故郷(ゆいのくに)」大野に立地し、奥越地区の中核をなす普通科進学校として、地域住民・保護者に愛され、信頼されている高校であることの証です。そこで本校は一昨年より、豊かな自然と広大な校地に恵まれた学舎で、一人ひとりを大切にし、個々の目標に応じた夢の実現を支援する生徒の羅針盤(Kompas)でありたい、という願いを込め「D-Kompas(大高という名の羅針盤)」というキャッチフレーズのもと教育活動を行うようにしました。価値観が多様化した現代社会において、様々な課題を抱えながら生きねばならぬ未来の大高生たちには、自ら進むべき道を見つけ、自らの力で進んでいく逞しさを身につけてもらいたいというのが一番の願いですし、在校生たちも「後の子も遅れじものを」と、大高の伝統である文武両道を実践し、積極的な学校生活を送ってくれています。

これからも、在校生からは「誇れる大高」に、保護者からは「信頼される大高」に、卒業生からは「自慢の大高」に、地域の皆様からは「愛される大高」に、小中学生からは「憧れの大高」となるよう、学校づくりに邁進します。どうぞよろしくお願いいたします。

校長 真鍋 済希