第16回 親と子と先生のフリートーク

7月13日 土曜日の午前中、大野高校の会議室でPTA補導委員会主催の「親子と子と先生のフリートーク」が開催されました。
大野高校の生徒と保護者が互いの立場を超えて、日頃考えていることや感じていることについて自由に話したり聞いたりしながら交流する行事です。
今年は約40人の生徒と約15人の保護者に加えて、校長先生をはじめとした先生方も参加し「親と子と「先生」のフリートーク」として新たなスタートを切りました。

講師のキャリア教育コーディネーターの関口祐太先生に案内していただき、始めにじゃんけんゲームと自己紹介で気持ちをほぐします。

 

 

お互いの顔が少し分かったところで、振り返りの始まりです。

まずは最近の出来事から嬉しかったことやがんばったこと、逆に悔しかったことや悲しかったことを書き上げます。ジュースやお菓子を口にしながら、スマホでいろいろな出来事の写真を確認しながら、自由な雰囲気で思い出していきました。

 

次に、書き上げたエピソードについて、そうなった理由や、その時の行動や気持ちを具体的に言葉にしていきます。生徒も保護者の皆さんも、先生方も真剣な表情で自分に向き合いました。

 

続いて班ごとに自分の経験について発表です。

生徒諸君のいろいろな経験や保護者の皆さんの仕事での経験、先生方の意外な一面など、自分一人では気づけない、いろいろな立場のいろいろな経験の話を聞いているうちに、話をする顔も聞いている顔もだんだん笑顔になっていきました。

 

 

続いて各班代表がレッドカーペットに上がって(笑)全体発表です。

職場のこと、クラスや部活の仲間のこと、家族のことなど、気持ちがこもった話に、笑顔になったり神妙な表情になったりしながら発表を聞いていきました。

 

 

すべての発表が終わったあと、関口先生から今回のフリートークを振り返って

「自分の行動を振り返って言葉にして、それを人に伝えることや、人の話を聞いている中で、次の行動に向けての新しい学びがある。(単純な作業がAIに置き換えられつつある今の時代だからこそ)このような人同士が対話をしながら互いの考えを理解し、学びを深めていく力が必要だし、求められていく」

と地元の飛騨市で進めている事業を例に挙げながらまとめていただきました。

普段からClassiで行事や試験の振り返りをしたり、授業で対話的な学習を進めている生徒も、それらの意義についてコトリと腑に落ちた表情をしていました。

 

 

 

最後に今回の感想をまとめて班で話し合いました。何人かは全体で話してもらいましたが「(大人は子供が、子供は大人が)普段こんなことを感じたり考えたりしているんだと知ることができてよかった」とか「話しやすい雰囲気を作ってくれて、話すのが苦手な自分もしっかり考えを伝えることができて嬉しかった」と、フリートークを有意義だったと多くの人が感じていました。

フリートークは来年以降も開催していきたいと考えています。今回参加できなかった生徒や保護者の皆さんも次回はぜひ参加して、暖かくて前向きな気持ちになってもらえればと思います。